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『悪人』 吉田修一
今日は旧暦の9月20日。月齢は18.8。

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悪人悪人
(2007/04/06)
吉田 修一

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{内容}(朝日新聞出版社より)
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。
再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか?
残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。
一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。

第61回毎日出版文化賞、第34回大佛次郎賞受賞。

{感想}
2008年本屋大賞第4位に選ばれた本でもあります(大賞は伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』でした)。
実際に殺人を犯し逃亡している男よりも、被害者や事件のきっかけを作った男の方がずっと悪人に思えてしまうお話です。
犯罪者ではあるわけなので「正直ものが馬鹿をみる」という表現は合わないのかも知れませんが、この男には最後までそういうジレンマを感じずにはいられませんでした。
物事は一方向から見ただけでは分からないということや、加害者と被害者の境界線のあいまいさなどを考えさせられました。

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テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

吉田修一 | 14:27:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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